晴雨兼用傘を選ぶ時代

傘というと、雨を防ぐための雨傘が思い浮かびますが、最近では紫外線を防ぐ日傘も人気です。紫外線はしわやシミの元となるため、美容を気にする女性に日傘は多く利用されてきました。しかし最近では男性や子供にも利用者が広がってきています。その理由としてあげられるのが熱中症です。

熱中症による死亡数は20年ほど前からに増加しており、平成17年では328人だったのが平成30年では1、581人まで5倍の増加となっています。お年寄りや子供がなりやすいと言われていますが、近年では40代から増加傾向にあり、年齢に関係なく対策が必要です。環境省も熱中症予防に日傘の利用を推進していることから、日傘の重要性を見直す傾向にあります。しかし、毎日長傘を持ち歩くのはかさばるし大変、夏のゲリラ豪雨に対応するには雨傘と日傘の2本必要となるとなかなか現実的ではありません。

そこで最近人気なのは晴雨兼用傘の折りたたみ傘です。晴雨兼用傘は文字通り、晴の日の日傘としてでも雨の日の雨傘としてでも使えるというタイプの傘です。メインとなる機能は紫外線カット、それに付随するのが防水カットです。晴雨兼用傘の注意書きとして、豪雨や長雨では生地に雨が染みる可能性があると記載されていますが、豪雨にも対応できたという声もあるので基本的には問題ないと考えていいでしょう。

しかし、本来は紫外線カットがメインの機能であることは理解しておいた方がよさそうです。

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